モノローグ

 

  その1.

   歯科は、基本的には単科ですが、経験上、矯正に関してだけは専門医にご紹介いたしております。

   その他、診断上不明確な場合等におきましては、 連携する医療機関にご紹介させていただき、患者様の

   不利益にならないよう 努めていく所存でございます。

   口腔領域の疾患には、全身疾患との相関関係の強いものもございますし、またそれによって、あるいは年

   齢的な要因から診療の制限を受ける場合が多く あります。その為、予防が大切になります。

   小児歯科においては、最近特にヒトの顎口腔領域における進化=退化への対応の必要性が増しておりま

   すので、予防だけでは対応できまん。  

   歯周病でも予防できなかったケースは、治療が一段落すれば予防へ向かいますが、全身疾患と加齢現象

   を無視するわけにはいきません。

   顎関節症では、器質的な原因によるものを除けば、習慣的なものには特別な 手術とか装置を入れなくても、

   かなり症状を軽減させることは可能と思われます。

 

 その2.

   こんな狭い島国でカリカリと生活しながら、日本は何故長寿国家なのだろうと時々考えます。

   第一に、もう60年以上戦争していない!

   第二に、水が良い!

   第三に、比較的治安が良い!

   第四に、パンよりもお米が主食である!

   第五に、医療が充実している!更に、歯科医療費が安い上、良質な義歯が提供 されている!

   等の理由が考えられます。

 

 

 その3.

   世界で最古の固定義歯は、エジプトのミイラから発見されましたが、決して機能的に優れてはおりません。

   そういう中で、日本の木床義歯は咬める義歯で あったのは事実であります。

   そういう意味で、更に床義歯を見つめ直すことの 重要性を感ぜざるを得ません。

 

いずれにしましても、これからの歯科医療は治療から予防への流れは基本ですが、 治す医療から創る医療への

認識の方向転換も大切だと存じます。

       

Copyright (C) 2009 Nakata dental clinic , All rights reserved.